全互協の社会貢献基金制度
助成先団体結果報告
特定非営利活動法人 ニランジャナセワサンガ
スジャータ アシュラム プロジェクト
インドの貧困問題が深刻な地域であるビハール州の村域の女性が経済的に自立していけるように、社会的地位の向上を目指すプロジェクト。
2011年にソーイングセンターの施設が完成、裁縫教室に通う女性たちに裁縫技術だけでなく、マーケット情報に反応して需要のあるものを製作するスキームを教えた。
活動内容
- 2014年 4月~
- ぬいぐるみ製作に関わる基礎的な裁縫技術のカリキュラム実施
- 10月~
- 団体・企業様からのフェアトレード商品受注生産を通して、商品を製作するための技術の習得
- 2015年 2月~3月
- ぬいぐるみの製作技術習得、生産。
支援対象
村域の女性 40名
事業結果
当該プロジェクト前は、裁縫教師の講師も、民族衣装を作れる程度の技術であり、プロの講師のぬいぐるみ製作指導を経て、ローカルマーケットで販売できる商品を作る技術を身に付けた。これにより、裁縫教室の講師が生徒たちへの指導に携われるようになり、スジャータ・アシュラムの自立運営へのきっかけとなった。
また、マーケットにおいて、求められている商品の品質、価格などに敏感に対応する能力も身に付けつつある。
カースト制度やダウリー(結婚持参金)などの習慣が今でも残る農村地域に暮らす女性にとって、このプロジェクトが社会的な地位の低さや地域の監修に立ち向かう一歩となった。