全互協の社会貢献基金制度
助成先団体結果報告
特定非営利活動法人 MMサポートセンター
発達障害児支援施設の改修
発達障害児・者の総合的なケアを行う団体。福島県相馬市にあったこのセンターは建物等の直接被害は免れたが、強制的に車に乗せられて避難させられた。しかしその後、自主避難扱いとされたことで全てが狂い始めた。子供たちの多くも遠方に避難してしまい、南相馬教室での指導はできないままになってしまった。問題は山積で、原発から30kmよりわずかに超えた場所にあったため、電力会社の賠償対象から外され支援が得られない。電力会社からは、最初の1年分の収入賠償額(人件費除く)のみ支払われた。しかし、全国の様々な団体、あるいは個人の方々からの要望や応援があって再開することを決意する。代表の避難先である宮城県名取市を拠点として、電話相談・送迎による指導・避難先訪問・DVDによる指導・宿泊指導等々を行い始めた。
ただ、施設も代表の避難先事務所に身を寄せたままでは限界があって従来の活動には程遠かったため、同じ名取市内に土地、建物を求めて再開することを決める。公的支援があまり得られなかったが、それでも活動再開の意志は強く、広く支援を求めた。その結果、全互協を含め、全国の民間支援が集まり、少しずつ活動を元のように戻し始めている。