全互協の社会貢献基金制度
助成先団体結果報告
任意団体 日本アノレキシア・ブリミア協会
摂食障害者の回復モデル提示・普及のためのメッセージ事業
摂食障害の中でも、医療で症状が治まった後に社会復帰を支援する場がないために、再発を繰り返し、自死を含め死に至るケースが増加する傾向がある。これを解決するため、自助グループを経て回復・社会復帰に至った当事者の声を回復モデルとしてまとめた冊子を製作し、関係諸機関に配布した。
- 製作期間
- 平成24年6月21日~平成25年2月28日
- タイトル
- 摂食障害 回復・成長に必要なこと
- 製作部数
- 1000部 (B5サイズ 48ページ)
- 配布先
- 精神保健福祉センター(全国)、保健所、医療相談機関 …計800部
当事者・家族 …計200部 - 製作内容
- 49名(小学生41名、中学生5名、高校生3名)
- 製作スケジュール
-
- 6月21日
- 第一回検討委員会 (事業目的・冊子内容等検討)
- 7月3~4日
- インタビュー
- 7月12日
- 第二回検討委員会
- 7月24日
- インタビュー
- 7月26日
- インタビュー(家族)
- 8月~
- テープ起こし
- 9月4日
- 第三回検討委員会
- 9月~
- インタビュー原稿編集作業
- 11月22日
- 第四回検討委員会(原稿内容確認)
- 1月26日
- 第五回検討委員会(冊子送付先検討)
- 2月~
- 印刷製本
- 2月28日
- 完成・発送
「医療関係者が執筆した既存の本からは解らなかった当事者の生の声がつまっている本」「療や対応の参考になる」「スタッフ間の閲覧に留まらず、患者さんに貸し出している」などの声が寄せられている。また、モデルミーティングや体験発表の依頼も受けた。 自助グループへの理解の促進、長期予後視点の支援の増加、医療福祉分野と当事者活動のネットワーク化という目標を達成することができた。
日本アノレキシア(拒食症)・ブリミア(拒食症)協会
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