結婚式を挙げる人
〜マナー編〜
挙式のかたち、最近の傾向は?
挙式スタイルの変化
挙式のスタイルには神前式、キリスト教式(チャペル式)、人前式といった形式があります。
冠婚葬祭互助協会(平成24年度)のアンケート調査によると、年齢別、男性・女性、未婚・既婚者と各々細かなデータがありますが、いずれもキリスト教式(チャペル式)が全体に占める割合が高く、次いで神前式となっているのが特徴です。
また一方で、他社の調べでは、2014年に実施した挙式形式は、キリスト教式55.5%で最も多く、人前式が24.2%、神前式が17.1%となっています。
参列者に結婚の承認をしてもらう人前式の挙式の占める割合が多いのは、宗派のしがらみや式次第の決まりが自由だというのが魅力のようです。
また、地方リゾートの教会や海外での挙式を希望するカップルも一定数います。
挙式と披露宴を共に実施する割合は60.3%となっており、挙式のみは8.4%、披露宴(披露パーティ)のみが2.2%、そして挙式、披露宴(披露パーティ)いずれかを実施している割合は70.9%となっています。
また、挙式、披露宴では映像の演出などが増え、ゲスト全員が参加者として関わり、幸せを「シェア」する傾向にあります。(2014「リクルートブライダル総研調べ」より)
結婚式の吉凶日は
祝いごとは大安、友引が良いと昔からよくいわれます。これは「六曜」と呼ばれるもので暦注(暦本の注釈)に、江戸時代中頃から書かれははじめたものです。
もともとは1日の時間の吉凶を占うものでしたが、だんだんと1日の吉凶を占うのに用いられるようになりました。
ただし、科学的な根拠はまったくありませんので、必要以上に気にすることはありません。
先勝(せんしょう) ・・ 午前中は吉で午後は凶だが、午前中から式を始めれば午後になってもOK。
友引 ・・ 1日中、吉。但し、葬儀などの弔事は避ける。
先負(せんぷ) ・・ 午後から吉
仏滅 ・・ 1日中、凶。婚礼などの祝儀を忌む習慣がある。
大安 ・・ 1日中、吉。慶事には最良。結婚式や結納は大安の日に行われることが多い。
赤口(しゃっく) ・・ 正午前後(午前11時頃~午後1時頃まで)が吉。