困った編
神式のマナーは?
手水の儀
神道ではすべての儀式の前に必ず清水で身を清めます。これが手水の儀で、最近では省略されることも多くなっていますが、正式な作法は次のとおりです。
1. ひしゃくの水を三度に分けて左手を洗う
2. 同じように右手を洗う
3. 左手で口をすすぐ
4. 半紙で手を拭く
玉串料・供物
神道でも喪家にお金を贈りますが、香典とはいわず、表書きは「御玉串料」「御榊料(おさかきりょう)」などとします。水引は銀または白のものを結び切りに掛けます。供物は野菜、鮮魚、果物、清酒などですが、菓子やろうそくでもけっこうです。野菜や鮮魚は喪家の都合を確かめてからにしましょう。清酒はよく用いられます。
霊祭
人を招いて盛大に営まれるのは五十日祭、百日祭、一年祭などで、墓前の儀式で玉串を奉奠(ほうてん)したあと直会(なおらい)があり、お酒や食事が出されます。拝礼は一年祭まではしのび手です。服装や持参するものは仏式と同じと考えてよいでしょう。現金を包むときの表書きは「御榊料」「御玉串料」などです。