会葬側のポイント
法事
法要に招かれたらどうする?
法要に招かれるのは、親類のほか故人とごく親しかった友人・知人です。内輪ですませることも多いので、招待の知らせが来ないからといって催促や問い合わせなどはしないようにしましょう。
服装
喪家側は一周忌までは喪服を着ますが、一般の参列者は普通は地味な外出着でかまいません。男性ならダークスーツとそれに合う渋めのネクタイ、女性なら地味な小紋に黒紋付きの羽織、洋装なら地味な感じのワンピーススーツが無難です。ただ、その土地のしきたりもあり、喪服を着る参列者が多い場合もあるので、年長者などに確かめてみるといいでしょう。
アクセサリー類は、結婚指輪、時計、真珠のネックレス以外は控えます。
御供物料
法要の招きを受けたら、御供物料として現金を包みます。以前は法要にも線香やお供えものを持っていったものですが、それらは喪家が用意するので、その代わりとして現金をお供えするのが一般的です。現金とともにお菓子などを持参すべきだと思っている人も多いようですが、特に必要はありません。ただ、故人がとりわけ好きだった菓子などを現金に添えてお供えするのは、行き届いた心づかいといえます。
不祝儀袋の表書きは「御供物料」とすればどんな宗教でも通用します。ほかに仏式では「御仏前」、神式は「御玉串料」、キリスト教なら「御花料」などが使えます。
御供物の金額は法要の規模や食事の有無、土地のしきたりなどによって違います。だいたい香典の半額程度といわれていますが、調査によれば四十九日、一周忌とも1万円とする人がもっとも多くなっています。自分の立場を第一に考えて決めましょう。
御供物料の目安
【単位:円】 | ||||||||||||||||||||||||
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(1)20,000円か30,000円
資料:三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)「金銭からみたおつきあい調査」平成10年より
※データは古くなりますが、お供物料の価格は現在と変わりありません。