最近では葬儀と告別式を一緒に行うケースが多い

要点
葬儀は、死者を成仏（じょうぶつ）という永遠の悟りに導くための儀式とします。ですから、遺族や参列者は故人の成仏を祈ります。
また、告別式は、一般会葬者が故人と「最後の別れ」をする社会的儀式といってもいいものです。ですから、本来、葬儀と告別式は別々に営まれるものです。
しかし、今日では、宗教的儀礼である葬儀と社会的儀礼である告別式を区別せず、葬儀の一連の流れとして行なうのが一般的になってきました。

　　　　

葬儀の準備ポイント
基本的には、互助会・葬祭業者が主導して、進行にたずさわってくれます。しかし、内部の細かな事情やニュアンスがわかる遺族も、以下のような点についてチェックしておきます。
・式次第の確認
・席次、焼香順の確認
・受付等の備品の点検
・供物、供花の並べ方の確認
・火葬場へ同行する人数やマイクロバスの手配
・心付けの準備
また、喪主・遺族は、当日に届いた弔電・弔辞の人の名前などひと通り確認しておきます。
なお、葬儀・告別式の時間は、火葬場の予約状況と関係していますので、とどこおりなく進行させるようにします。