喪主側のポイント
通夜
通夜の進行は?
仏式通夜の受付と席次
要点
通夜では、基本的には照明を明るくした玄関や入口は開けたままにしておき、式が始まる30分前に受付を始めます。
遺族はあらかじめ着席し、常に故人のそばにいて、故人に代わって弔問客のお悔やみを受けるかたちになりますので、弔問客を送ったりすることはしません。
通夜の席次
通夜の席次は祭壇に向かって右側に喪主、遺族、近親者などが座り、左側には葬儀委員長、世話役、友人・知人や会社関係者などの弔問客が座るのが一般的です。
一般弔問客の場合は到着順やグループ別に着席するようにします。
注意
最近の通夜は、多くの場合、翌日に行なわれる告別式に参列できない人のためのお別れの式という意味合いが強くなっています。
訪れる人の数も、告別式より多いくらいです。今日の通夜は午後の六時~七時頃から執り行い、1~2時間ほどで終わりにする半通夜の形式が一般的です。
それでも、灯明と線香の火を絶やさないように、交替で夜通し見守る習わしを守る家は少ないですがまだあるようです。
仏式通夜の流れ
1.受け付け後一同着席
弔問客は、受付をすませたあと、会場係の案内に従い、会場に軽く一礼して入ります。遺族にお悔やみの言葉を述べ、あるいは目礼して到着順に座ります。
2.僧侶入堂
進行係が僧侶を案内し、一同、黙礼。
3.読経
僧侶が着席し、読経(10分~20分)が始まります。弔問客は少し頭を垂れて静かに拝聴します。
4.焼香
僧侶に続いて喪主が焼香し、席順に従って、遺族、親族、世話役代表、一般弔問客の順で焼香していきます。
焼香後に、僧侶が短い説教や法話を行なうこともあります。
5.僧侶退室
全員の焼香が終わると僧侶は退室します。一同、黙礼して見送ります。
6.喪主挨拶
喪主は、一般弔問客に対して、弔問していただいたお礼と生前の故人への厚誼に対する感謝を述べます。通夜ぶるまいの用意ができているときは、その席に誘って挨拶を締めくくります。
7.通夜ぶるまい
弔問客に対する感謝のしるしの飲食接待です。だいたい一時間ぐらいを見込みます。終了時には世話役が挨拶して終わります。
※地域によって通夜ぶるまいをしない地域あり。