喪主側のポイント
危篤
臨終と死亡直後にすることは?
遺体の移送
要点
互助会・葬祭業者はほぼ24時間営業をしています。ですから、病院から自宅へは、真夜中でも遺体を移送してくれます。
しかし、遺体を直接お寺などの式場に運ぶ場合は、夜中には受け入れてもらえないこともあります。その場合は病院の霊安室で預かってもらいます。互助会・葬祭業者によっては遺体を預かってくれるところもあります。
チェック
今日では、危篤の連絡方法は電話が最も早く、一般的です。あるいはファックスでもよいでしょう。
伝えることは次の三点です。
・ 危篤の人の姓名
・ 現在その人のいる場所(病院なら病室の番号も)
・ 連絡先と連絡者の氏名
手早く、簡潔に用件のみを伝えます。
末期の水(死水)の取り方
要点
お盆に水を入れた茶碗と新しい筆、もしくは割り箸に脱脂綿を白い布でくるんで巻きつけたものを用意します。居合わせた全員で、順に故人の唇を潤していきます。
注意(地域性)
末期の水の取り方は地域によって違いがあります。水を入れた茶碗に樒(しきみ)の葉や鳥の羽根を浮かべて、それで故人の唇を潤したりするところもあります。また、「臨終の鉦(かね)」といって故人の枕もとで鉦を鳴らすところもあります。